![[shitumunote]](image/pukiwiki.png "[執務ノート]")
(一)例外を許容する根拠(§320の立法趣旨) †
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| �� | 知覚･記憶･叙述･表現の４点について 反対尋問に代わる程の 信用性の情況的保証 (供述が信用できる外部的情況) が存在し ↓ | �´△蓮� 補完関係 |
| �� | その証拠を用いる必要性があること |
| 作成 | 反対 尋問 | 要件 | 合 憲 性 | ||||||||
| 必要性 | 信用性 | その他 | |||||||||
| 公 判 外 供 述 | 伝 聞 書 面 | 被 告 人 以 外 | 裁判 機関 | �〆枳鳴棺�(321-1 ��) | 不可能 | 供述不能 (前段) | --- | 署名 押印 | |||
| 不完全 | 自己矛盾 (後段) | ||||||||||
| 捜査 機関 | ��検面調書(321-1 ��) | 不可能 | 供述不能 (前段) | 特信情況 (通判) | |||||||
| 不完全 | 自己矛盾 (後段) | 特信情況 | |||||||||
| 他 | �� �´�以外 (321-1��) | 不可能 | 供述不能 | 不可欠 | 特信情況 | ||||||
| 裁判 機関 | ��(公判)供述録取書(321-2 前) | 不完全 (∵以前) | --- | ||||||||
| �ジ‐敖棺�(321-2 後) | |||||||||||
| 捜査 機関 | �Ω‐敖棺�(321-3) | 不完全 | 尋問で 真正作成 を供述 | ||||||||
| 他 | �� 鑑定書(321-4) | ||||||||||
| �� 特信文書(323) ･公務文書･業務文書･その他 | 不必要 | 特信情況 | |||||||||
| 被 告 人 | �ゞ―匳�(322-1前) | 不可能 | ･不利益 事実承認 ･特信情況 | 任意性 | |||||||
| ��供述録取書(322-1後) | 署名 押印 | ||||||||||
| �８�判期日の供述録取書(322-2) | 任意性 | ||||||||||
| 伝 聞 供 述 | 被 告 人 | (324-1) | |||||||||
| 被 告 人 以 外 | (324-2) | ||||||||||
| １.本条の内容 | |
| ２.立法趣旨 | |
| ３.合憲性 | |
| ４.要件 | �”�要性 |
| ��特信状況 | |
| ��その他 | |
| ５.効果→証拠能力排除 | |
| ６.適用範囲(例 類推適用が許されるかetc) | |
(1)供述不能
Ｑ「供述することができないとき」（§321-1）の解釈
→死亡などの例示列挙と同程度の障害があればよい(一時的事由でないことが必要)
(例 記憶喪失・証言拒否でも可)
但し、記憶喚起のための手段を尽くしても功を奏しない場合に限る。
(2)自己矛盾
Ｑより詳細な記述は自己矛盾供述にあたるか。
→当たる場合がある(但し、原供述者への反対尋問を履践しうること)
(理)矛盾とは、異なった結論を導くことを指す
Ｑ §321-1�△鉢�の特信情況は同じものか
Ｑ 特信情況は証拠能力の要件か証明力の要件か
→証拠能力の要件 (理)特信状況は320条の一環であるから。
Ｑ 特信情況の有無の判断資料
→｢公判期日における供述に代わる書面｣[§320-1])
Ｑ§321-1��後段の合憲性
Ｑ 証人尋問後の検面調書
Q 公判廷で有利な証言Ａがなされ、公判廷外で不利な証言Ｂがなされた後、また公判廷で有利な証言＊Ａがなさた。
Ｂは「前の供述」（321-1�◆砲陵弖錣鯔�たすか。
→肯定
(理)
Ａとの関係で、Ｂは前であるから、本要件を満たす。
但し、
作為の介入するおそれがある
そこで、
特信状況が認められるには下記の特別事情が必要である
�仝�判廷の証言に信用性が欠ける、
�∧杆郢里領�会の下で調書が作成されたなど、
Ｑ§321-1��｢不可欠性｣の意味
Ｑ無条件に証拠能力を与えている理由
Ｑ実況見分調書も含むか
→肯定(判例)(田宮)
(理)
検証と実況見分は、強制処分か否かの違いがあるに過ぎない。
書面は正確を期しやすく、専門家による書面で信頼性がある点は同様である。
Q 訓練を受けた専門家による見分書にも準用できるか
→否定
(理)
本条の主体は捜査機関に限られる。
また、
このような書面の一般的な信頼性は捜査機関によるものよりも劣るからである。
Ｑ検証立会人の供述部分の証拠能力
(検証に際しての立会人の指示・説明は調書と一体として証拠能力が認められるか)
立会人の指示・説明の内容，及びいかなる事実を証明するためのものであるかによって異なる。
| 供述証拠か否か | 証拠能力の要件 | |
| (1)検証の動機を示したもの | 発言内容の真実性を 証明するものではない。 ↓ 非供述証拠 ↓ 調書と一体として扱う。 | 調書自体に 証拠能力があるか否かによる。 |
| (2)説明内容を証拠とする場合 | 供述証拠 | ↓ 供述の真実性をチェックする必要性がある。 ↓∴ ・立会人が被告人なら ⇒§322 ・立会人が被告人以外 ⇒§321 |
→ 検証調書に準じて扱われる（321-4）
Ｑ立法趣旨(捜査機関の検証調書(§321-3)と同様に扱った理由)
Ｑ酒酔鑑識カードの証拠能力
Ｑ医師の診断書の証拠能力(Q 本条を準用できるか)
診断書は被告人以外の者の供述を内容とする証拠である。
これは伝聞として例外的に321条以下の要件を満たして証拠能力がある。
そこで，
Q §321-4｢鑑定書｣)に含めてよいか
→鑑定に含めてよい
(理)
(1)§321-4が鑑定書を検証調書に準じて扱う趣旨は
�＼賁臈�知識・経験によって認知・判断した内容が記載されたものであるので， 内容の信頼性が保障されている。
�△�かる事項は複雑で，法廷で陳述されるよりも，書面として提出された方が便宜である。
(2)このような趣旨は診断書にも妥当する
→被験者に対して質問を発し，その返答の際の生理的変化を機械によって記録し，それを分析・検査したもの
１ 捜査方法自体の適否
Q1検査結果回答書の法的性質(Q 供述証拠か非供述証拠か)
| (1)非供述証拠説 | (2)供述証拠説(田宮) | |
| (理) | 質問に対し被験者の答えは必ずしも必要でない。 かつ 採取されるものは生理的変化に過ぎない。 |
供述証拠だとすると、かかる取調べは、
Q2 意に反する供述を強要するものとして，黙秘権(§198-2､§311-1)侵害になるのではないか
→侵害しない (理)真摯な承諾があれば、黙秘権の放棄は可能である
２ 検査結果回答書の証拠能力
Q1 関連性は認められるか(自然的関連性の問題)
→検査結果が信頼性あることがうかがえるなら、証拠能力を肯定してよい。
(理)
�〆亮茲気譴神戸�的変化と被験者の態度との関連性は，科学的には必ずしも明らかとはいえない。
しかし
生理的変化と被験者の態度とは，経験則上得られた一定の関連性が看取できる。
さらに
�∪戸�的変化の採取過程に問題があれば上記前提に欠ける。
しかし
これは他の取調べ・調査にも共通する。
信頼性の要件は→下記事情を総合勘案して決する
| �� | 検査者(検査官が検査に必要な技術と経験を有する適格者であったこと) |
| �� | 器械の性能および操作技術からみて検査結果に信頼性があること (経過・結果の忠実な記録がされていること) |
| �� | 被験者の身体ならびに精神状態が検査を受けるに適した状態にあったこと |
後は裁判官による証拠力の評価にゆだね，適切な判断を待つことで妥当な結論を得られる。
Q2 捜査機関の嘱託を受けた鑑定受託者が作成した鑑定書の証拠能力
ポリグラフ検査の回答書は，内容の真実性を証明する証拠として伝聞にあたる。
Q 伝聞法則の例外として許容できるか(証拠能力の有無)。
Q できるなら、どの根拠規定により認められるのか
(捜査機関の嘱託による鑑定書について，特例を認める明文はない。)
| (1)§321-4準用説(通判) | (2)321条1項��説(ワセダ) | (3)§322(田宮) | |
| (理) | �＾焚爾療世悩枷十蠅�鑑定を嘱託した場合と共通する。 ･訓練を受けた専門家による文書で信頼性が高く、 ･刑事手続であることを自覚した正確性などは認められる。 また��鑑定嘱託によらざるをえない。 (訴追側に裁判官に鑑定請求をする手段がない) |
どのようなものか
わが国にも妥当するか(証拠能力を認める根拠規定)
� �321-1��説
�◆�324説
��§323�↓Ｆ耽�文書説(判例)(ﾜｾﾀﾞ)
→｢公判期日外における他の者の供述を内容とする供述｣[§320-1])
| ｢他の者｣(§320-1) | 供述者 | |
| (1) 被告人以外の者 | �“鏐霓� | §322準用(←§324-1) |
| ��被告人以外 | §321-1��準用(←§324-2) | |
| (2) 被告人 | 被告人以外 | 明文の規定なし ↓ そこで �� 被告人に不利益なものであるとき→§322-1 �� 〃 利益 〃→§321-1�� |
Ｑ 証拠能力が認められるか
→肯定(通判)
(理)
再伝聞は2つの伝聞の複合である。
したがって、
それぞれ、伝聞例外の要件を充足するなら排斥する理由はない。
